スポンサーリンク

レンズレビュー SONY SEL35F28Z

項目 5点評価 短評
デザイン 4 フードの好みは分かれる
サイズ 5 びっくりするほど小さい
描写 4 シャープだが周辺光量落ちが
ボケ 3 クセのないボケ
AF 3 普通
手振れ補正 0 ありません
コスパ 3 人によってはちょっと高いと感じるかも

おススメの人

35mmが好きでとにかく気楽に使いたい人

おススメじゃない人

ガチな作品作りを求める人

仕様

名称 Sonnar T* FE 35mm F2.8 ZA
型名 SEL35F28Z
レンズマウント ソニー Eマウント
対応撮像画面サイズ ●35mmフルサイズ
焦点距離(mm) 35
焦点距離イメージ(mm) *1 52.5
レンズ構成 (群-枚) 5-7
画角 (APS-C) *1 44°
画角 (35mm判) 63゚
開放絞り (F値) 2.8
最小絞り (F値) 22
絞り羽根 (枚) 7
円形絞り
最短撮影距離 (m) 0.35
最大撮影倍率 (倍) 0.12
フィルター径 (mm) 49
ADI調光対応
手ブレ補正
手ブレ補正段数
テレコンバーター (1.4x)
テレコンバーター (2.0x)
フードタイプ キャップタイプ
外形寸法 最大径x長さ (mm) 61.5 x 36.5
質量 約 (g) 120

レビュー

SONYのフルサイズ用Eマウントレンズ「SEL35F28Z」

カールツァイスとの共同開発で、SONYのフルサイズEマウント用レンズ最初の1本とのこと。

比較的リーズナブルで買いやすい、フルサイズ用ながらも少々控えめなスペックで小型軽量、でも写りは良しといったレンズです。

作り

特徴は一目で判る通り、なんといってもレンズ本体のサイズ。

寸法は61.5mm×36.5mm。

重量はわずか120g。

本当に小さいですね。

スイッチも一切なし。すっきりしたシンプルデザイン。

フォーカスリングも金属製で、回す感触はとても良いです。

本体のサイズに合わせてか、フードもプラスチック製のインナーフードが付属しています。

SEL35F28Z

このインナーフードは常時装着を想定しているようで、このフードの上からレンズキャップを着けるようになっています。

これも非常に小型に収まっており、このフードを装着したレンズの長さは47.5mmくらいになります。

レンズキャップまで入れても51.5mmです。

小型軽量に徹底した作りになっています。

そのため取り回しもよく、バッグの中には納まりやすいし、出し入れの際にいちいちフードの着脱をしなくてもよいです。

とても扱いやすい作りのレンズになっています。

それでも本体はアルミ製。

しっかりしています。

フルサイズ機のα7IIに装着すると重心がかなりボディ側に偏ります。

なので、写真を撮るときは安定させやすいですね。

非常に扱いやすく、このおかげで手振れの恐れが減ると思います。

APS-C機のα6500に装着すると、さらに小型軽量化します。

当然ながら相性のいいコンビに思えます。

焦点距離も35mm換算52.5mm相当になり、標準域の扱いやすいカメラになります。

気楽なスナップならこのコンビはおススメです。

徹底した小型軽量で取り回しにストレスを感じさせないレンズです。

フルサイズ機での使用はもちろんですが、個人的にはAPS-C機との組み合わせも好きですね。

描写

このサイズで写りはどうなのか、と思ったのですが、描写性能もなかなかのものです。

キレはあるしコントラストも良好、とてもシャープに写ります。

1/50 F8 ISO100 α7II

このサイズでこの写りなら満足出来ます。

開放でもなかなかシャープで充分に使えます。

描写のピークはF5.6からF8辺りかなと思います。

クセのない素直な写りといった印象です。

F2.8のため、ボケに関しては大口径レンズに比べれば若干控えめ。

大きくボケを作るのは難しいですが、その代わり癖がなく素直にボケてくれます。

逆光性能も良好です。

1/400 F11 ISO100 α7II

カールツァイス名物のT*コーティングのおかげでしょう。

ただ当たり前のことですが、太陽に向けるとゴーストは出ます。

そしてこのレンズの最大の問題が周辺光量落ちです。

はっきり言って、周辺光量落ちはかなりあります。

周辺光量落ちテスト

まずはフルサイズ機のα7IIで例を。

それぞれのF値で上がボディの周辺光量補正あり、下が補正なしです。

α7II F2.8

F2.8 補正あり
F2.8 補正無し

 

α7II F4

 

F4 補正あり
F4 補正なし

 

α7II F5.6

 

F5.6 補正あり
F5.6 補正なし

 

α7II F8

 

F8 補正あり
F8 補正なし

ボディの補正機能をONにしても残ります。

特に開放ではかなりのもの。

F8まで絞っても出ていますね。

次にAPS-C機のα6500で。

α6500 F2.8

F2.8 補正あり
F2.8 補正なし

α6500 F4

 

F4 補正あり
F4 補正なし

α6500 F5.6

 

F5.6 補正あり
F5.6 補正なし

α6500 F8

 

F8 補正あり
F8 補正なし

F2.8だとちょっと出てますね。

F4の補正ありでわずかに残っている様子。

F5.6だと気になりません。

APS-C機なら開放以外は気にする必要はなさそうですが、フルサイズ機では相当の光量落ちがあります。F8でも出るので、人によっては撮った写真のほとんどに周辺光量落ちが発生するかもしれません。

これは本体α7IIでF8、LightRoomのレンズプロファイルで補正した写真。 周辺光量落ちは無くなりましたね。

周辺光量落ちというのは人によって「欠点」とも「味」ともなるので、これが直ちにこのレンズの弱点となるわけではないのですが、気になる場合はこのレンズの使用は控えたほうが賢明かもしれません。

全体的な写りとしては、

なかなかのシャープとコントラストでとても判りやすい写り方をする。

ボケも大きくはないものの素直でクセがない。

逆光は太陽を直接入れなければ気にすることも無い。

周辺光量落ちは気を付けること。

といった具合ですが、しかしこれはあくまで本体サイズに対しての写りの評価になります。

街を散歩しながら気楽にスナップというにはとても向いているレンズだと思いますが、半面、出来る限り追い込むようないわゆる「作品づくり」にはちょっと厳しいかなとも思えなす。

サイズ的に、どうしても大口径にはかなわない部分があるのは仕方ないことですね。

機能

AF速度は普通です。

早く移動する物を追うようなシチュエーション以外は困ることはないでしょう。

音もほとんど出ません。

手振れ補正機能はありません。

ただ、非常に軽いし、焦点距離を考えても手振れは気を付ければ減らせるはずなので、それほど問題はないと思います。

ボディ本体に手振れ補正機能が搭載されているなら、まず問題なしです。

最短撮影距離は35cm。

困ることはあまりないと思いますが、小さな被写体は苦手です。

腕時計撮るのはちょっと無理かなという感じです。

結論

このレンズの価値は本体サイズと写りを合わせて考えるべきです。

一度使えば判るこの扱いやすさ。

バッグへの出し入れもしやすいし、フードの着脱も必要なし。

撮影もしやすく、疲れにくいです。

それに写りだってなかなかのものです。

サイズを考慮すれば大したもので、周辺光量落ちを除けば何も問題がありません。

周辺光量落ちに関しては、味とするか、ソフトウェアで修正するか。

フルサイズ対応のレンズですが、個人的にはAPS-C機に装着して街中で気楽なスナップ撮影が一番向いているレンズだと思っています。

散歩写真が趣味の方にはお勧めできるレンズです。

以下、このレンズで撮った写真

RAWデータをLightRoomにて露出補正、シャープネス60、プロファイルをカメラ標準に変更

ボディはα7II

1/400 F8 ISO100 α7II
1/250 F8 ISO100 α7II
1/250 F8 ISO100 α7II
1/250 F11 ISO100 α7II

こちらのボディはα6500

1/125 F5.6 ISO100 α6500
1/400 F3.2 ISO100 α6500
1/800 F4 ISO100 α6500
1/60 F8 ISO250 α6500

 

スポンサーリンク