物撮り練習 #03 LX100M2で挑戦
物撮りの練習三回目
いくら練習といっても、同じ条件で延々と撮っていると当然飽きます。
ちょっと違う事やりたくなってくる。
というわけで、今回はカメラを変更して挑戦してみることにしました。
使用するのはコンパクトデジタルカメラの「Panasonic LX100M2」
フォーサーズセンサー搭載の高級の部類に入るコンデジ。
SSダイヤルと絞りリングを搭載したマニュアル操作指向の機種です。
そのうえ、マルチアスペクト対応で動画撮影には不向き、液晶は可動しないがホットシューはある、とクセの強めなコンパクトデジタルカメラ。
しかし、使用するクリップオンストロボがTTL非対応のため、どうせマニュアルで撮るのだからLX100M2はむしろ向いているんじゃないか。
そのうえコンデジのくせにホットシューがあるので無線機も使えるはず。
合掌範囲は35mm換算24mmの広角端で0.03cm、75mmの望遠端で30cmと、そこそこ寄れるので、よほど小さな物以外なら対応できるのではないか。
と、なかなか条件をクリアしているように思えたので、これは良いんじゃないか? ってなりました。
というわけで、LX100M2で物撮り、やってみました。
条件的にはカメラ本体を変えただけで、それ以外は前回と同じです。
クリップオンストロボ2台、これで天バンする。
PVCの白い背景紙。
被写体も前回と同じ。
無線機も引き続きYONGNUOのRF603CII-C3。
最初にセットした時、うまく動作しなかったので「パナ機では使えないの?」とちょっと焦りましたけど、原因はなんてことなく、ただ単に奥まで刺さってなかっただけの事でした。
よくよく見てみると、Panasonic機とSony機ではホットシューの形状がちょっと違う様子。
Panasonicのほうが端子が多く、その分奥行きがあるみたいです。
そのため、Sony機と同じ感覚で装着したら半挿しになってしまう可能性大。
ちゃんと奥まで挿しましょう。
というわけで、無線機の使用も問題なし。
で撮影……
の前に、「そういえばこのカメラの特徴はマルチアスペクトなんだから、ちょっとアスペクト比を変えてみるか」と思い立ち、今回は1:1のアスペクト比で撮ってみることにしました。
実際、1:1は画素数が減っているのですが、あまり気にしないでやってみます。
LX100M2で撮った物撮り写真
被写体は前回と同じ。
この1:1、良いですね。
他のアスペクト比はまだ試していませんが、もしかしたらマルチアスペクト機能は物撮りに向いているんじゃないでしょうか。
なんといっても物理レバーで変更できるので楽チン。
あとあれですね、マニュアル露出前提ならやはりSSダイヤルがあると便利ですね。
で、肝心の写りですが、良いです。
まあ、もとから良いカメラなので、写りは心配していなかったんですが。
RAWで撮って現像しますし、そのうえブログ用にリサイズもしています。
こうなるとフルサイズのα7IIで撮った写真と大差は、無いですね。
マクロレンズでないと撮れないくらいの接写以外は、LX100M2でも充分にこなせます。
しかしLX100M2の難点は、やはり液晶が可動しないこと。
今回は三脚使用でマニュアルフォーカスをしていたので、ちょっと難しいシーンもありました。
特にアオリの構図で撮る時は大変。
フォーカスを合わせる度に、液晶画面を下側からのぞき込むことになるので、変な姿勢にならざるをえない。
そのうえ、撮った写真を確認するのも同じ姿勢にならなければならず、ハッキリ言って面倒。
こういう場合は液晶画面がある程度可動してくれたほうがありがたいですね。
というわけで、コンデジでも物撮りは出来そうですね。
とにかく高いレンズ交換式のカメラとレンズを用意しなくてもいいんじゃないかな。
まあ、どんなコンデジでも可能ってわけじゃないでしょうけど、やってみないと判らないもんです。
特にLX100M2、液晶画面が可動しないことを除けば物撮りに向いているかもしれない。
次はこのLX100M2を使って、もうちょっと幅広くやってみようと思います。